時刻は5:55、急いで装具をつけてトイレに向かうと
廊下の奥に朝日の光が綺麗に降り注いでいたのでチェックしに行った。
すると病院の脇をポメラニアンがお婆ちゃんを…、いや
お婆ちゃんがポメラニアンを散歩させていた。
引きずられるお婆ちゃんを…、いや
てくてく歩くかわいいポメラニアンを長くみていたくて
自分の部屋に急いで戻り、部屋のカーテンを全開にして待ち構えた。
ちょうど僕の目の前あたりに来た時、ポメラニアンは一瞬立ち止まりお婆ちゃんにアイコンタクト(したような気がする。)、それを感じとったお婆ちゃんは『あいよっ』(って言った気がする。)と何かを悟ったようだった。
再び歩き出すポメラニアンは道の隅へヨチヨチヨチーと寄っていき
あるところで歩みをやめると
四つん這いの姿勢から若干後ろ足の膝を曲げて低い姿勢をとった
その瞬間お婆ちゃんの動きが加速度を増し
どこからともなく用意された紙をサササッと地面に敷き詰め
それを待っていたかのように
小刻みに震え続けていたポメラニアンはプリップリプリップリ何かを生み出しまくった。
なんと緻密に計算された連携プレイなのだろうか!と、感心していると
お婆ちゃんは生み出されたもの達を速やかに袋へ。
野生の血が騒ぐのか、興奮を抑えきれないのか、マナーを守る紳士ぶりを見せたいのか、ポメラニアンは後ろ足で砂を蹴るような、生み出したもの達へ砂をかけるような仕草のダンスを踊っている。
現場から数歩はなれた場所で後ろ足蹴り砂かけダンスを踊るポメラニアンに
そこには何もねーし!とくすくす笑った早朝の出来事でした。
写真のポメラニアンは話に登場したポメラニアンではございません。こやつは実家のポンタ。夜中の2時でもクビをかしげて遊ぶの?遊ぶの?ってフルテンションで襲いかかってくる、ヤンキーです。決して還暦ではありません。
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