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7 月
28

まがれ


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リハビリを始めた当初
膝を90度曲げることも夢のまた夢。
はるかかなたの数字だった。

東京の病院に4ヶ月弱入院して
毎日リハビリ室で地獄の苦しみを味わって
痛くて痛くて冷や汗かいて、なるべく叫ばないようにタオルを噛み締めて、酸欠気味になって、体が震えたり、痛過ぎて俺の体に乗って抑えてる人を持ち上げてしまったり
痛みに耐えられなくて叫び声をあげるなんてしょっちゅうで
ヒザの中に入れたワイヤーや、どこかのスジもブチンブチン切れて
体もピクピクして半泣きになって。

あの頃は100〜115度くらいしかヒザは曲がらなかった。
それも計測の時は正しい姿勢なんてとれなくて、なんとか少しでも痛くないように体を捻じって逃がしてた。

いつの間にか
リハビリ=痛み
リハビリ=辛い
リハビリ=なんなんだろう…

日々ネガティブな事とか言われ続けて

なるべく痛くないように、って願うだけの日々になってた。
あー、リハビリしたくない。
リハビリしたいんだけど、したくないなぁ。って思ってた。

何ヶ月も周りの友達たちからは転院をすすめられてたけど、この病院から出た後どうなるんだろう?って
どこの病院でリハビリを受けてもこの地獄の日々は続くんだろうか?みたいにとにかく不安だったなぁ。

けど、宇都宮の病院で受けたリハビリも
いまいる鴨川の病院にうつってから受けているリハビリも
それまでとは全然違くて、痛みも怖さも苦しさもほぼ無いに等しいくらい。

叫ぶことなんてもちろんないし。嫌なことももちろん言われない。

いつの間にか気持ちが前向きになってきた。

そして今日はじめて140度ヒザが曲がったんだよね。

鴨川の病院に入って5日目。

曲がるのもそうだし、伸ばし方や歩き方も少しずつ丁寧に教わってあきらかに変わってきた。
午前のリハビリ。
午後のリハビリ。
それ以外にジムでのトレーニング。

体が、心が、喜んでリハビリを受けられるようになってきた。

前の病院に入院中、苦しい時間の悩みを聞いて、助言をくれた皆さん。

いまの病院で支えてくれる皆さん、本当にありがとうございます。

さらに頑張ります。よろしくお願いします。

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